PVIP(プレミアムビザ)

PVIP

マレーシアが2022年に創設した長期滞在ビザ「PVIP(Premium Visa Programme/プレミアムビザ・プログラム)」は、最長20年という圧倒的な滞在期間と、主申請者・配偶者ともにマレーシア国内での就労・起業が認められる稀有な制度です。MM2H(マレーシア・マイセカンドホーム)と並び、日本人富裕層・経営者からのご相談が最も多いビザの一つです。本ページでは2026年8月時点の最新要件・費用・申請の流れを、Avolution Trustが分かりやすく解説します。

01 — OVERVIEW

PVIPとは何か——制度概要

PVIPはマレーシア入国管理局(Immigration Department of Malaysia)が2022年10月に開始した投資移住型の長期滞在許可です。従来のMM2Hが「就労不可・不動産投資中心」の制度であるのに対し、PVIPは主申請者だけでなく帯同する配偶者もマレーシア法令の範囲内で就労・起業・就学が可能という点が最大の特徴です。

  • 滞在期間:最長20年(更新制)
  • 出入国:マルチプルエントリー、最低滞在日数の縛りなし
  • 権利:マレーシア国内での就労・起業・就学・不動産購入が可能
  • 帯同家族:配偶者・子・両親
  • 申請年齢:21歳以上
  • 審査期間:目安として約3〜4ヶ月

「働きながら家族で移住したい」「マレーシアを拠点に事業を展開したい」という現役世代の経営者・投資家に適した制度です。

02 — REQUIREMENTS

対象者・取得条件

主な条件は以下の通りです。個別の資産構成や収入形態により該当可否が変わるため、詳細は必ず個別にご相談ください。

  • 申請時点で21歳以上であること
  • 月収の目安として、オフショア収入 RM40,000(または USD12,000)程度が一般的な基準とされています。2026年3月の制度改定以降は、オンショア収入や純資産による代替的な証明も認められるケースが出てきているとの情報があり、個別状況により異なるため要確認です
  • マレーシア国内の認可銀行に定期預金 RM1,000,000を預け入れること
  • 健康診断で一定の健康基準を満たしていること
  • 犯罪歴がないこと(無犯罪証明書の提出)

03 — COST

必要資金・費用の目安(2026年8月時点)

項目金額(目安)備考
定期預金RM1,000,000マレーシア認可銀行に預入。2026年3月16日の改定により、6ヶ月経過後から最大50%(RM500,000)まで引き出し可能(用途:不動産購入・医療・教育費等)
政府参加費(主申請者・20年)RM200,000政府への一括支払い
政府参加費(帯同者1名・20年)RM100,000配偶者・子・両親等
政府参加費(帯同者・10年)RM50,0002026年3月改定で新設された短期オプション(要最新確認)
ビザ手数料RM2,000/年年次支払い
セキュリティボンド(日本国籍)RM1,000国籍により異なる
健康診断・医療保険実費指定医療機関での受診が必要

上記に加え、申請サポートを専門家に依頼する場合は別途手数料が発生します。本ページの金額は2026年8月時点の一般的な情報であり、為替レートや制度改定により変動します。正確な見積もりは個別のご相談にてご提示いたします。

04 — PROCESS

申請の流れ

  1. 初回相談・条件確認:資産状況・収入形態をヒアリングし、該当可否と概算費用をご案内
  2. 必要書類の準備:パスポート、残高証明書、健康診断書、無犯罪証明書など
  3. 定期預金の開設・参加費の送金:マレーシア認可銀行での口座開設と資金移動
  4. 申請書類の提出:マレーシア入国管理局への正式申請
  5. 審査:目安として約3〜4ヶ月(個別事情により前後)
  6. ビザ発給・入国:承認後、パスに応じたビザ発給と入国手続き

05 — PROS & CONS

メリット・デメリット

メリット

  • 最長20年という長期の滞在権が得られる
  • 主申請者・配偶者ともにマレーシア国内で就労・起業が可能
  • 最低滞在日数の縛りがなく、日本との二拠点生活にも適している
  • 配偶者・子・両親まで帯同可能で、教育移住・医療移住とも相性が良い
  • 不動産購入が可能

デメリット・留意点

  • 定期預金と参加費を合わせ、主申請者だけで最低RM1,200,000程度の初期資金が必要
  • 審査に数ヶ月を要し、資金計画・タイムラインの調整が必要
  • 制度は比較的新しく、改定が続いているため、申請時点での最新要件の確認が不可欠

06 — FAQ

よくある質問

Q. PVIPは申請すれば必ず取得できますか

A. いいえ、取得を保証するものではありません。条件を満たしていても入国管理局の審査により結果が異なる場合があります。一般的な条件を満たすことは必要条件であり、十分条件ではない点にご留意ください。

Q. 定期預金はいつから引き出せますか

A. 2026年3月16日の改定により、預入から6ヶ月経過後から最大50%(RM500,000)まで引き出しが可能です(不動産購入・医療・教育費用等の用途に限定)。改定前は1年後からでした。

Q. 配偶者も働けますか

A. 主申請者だけでなく配偶者もマレーシア法令の範囲内で就労・起業が認められている点が、MM2Hとの大きな違いです。詳細は業種・職種により異なるため個別にご確認ください。

Q. MM2Hとどちらが自分に合っていますか

A. 就労意欲の有無、初期資金の規模、家族構成により最適な制度は異なります。比較の詳細はMM2Hページおよびマレーシア移住方法とビザページをご覧ください。

お問い合わせ

PVIPの申請について、ご状況をうかがったうえで、要件を満たすかどうかと進め方をご案内します。

初回のご相談は無料です。オンラインで承っておりますので、日本からでも海外からでもご利用いただけます。

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